CBD基礎知識

生命力を根底から高める植物の恵みCBD。

日本臨床カンナビノイド学会会員でもあるゆるませやが「CBDってなんなの?」そんな疑問にお答えします。

 

〈目次〉

●CBDとは

●カンナビノイドは母乳にも含まれている

●エンド・カンナビノイドシステム(ECS)とは

●WHOが有効性を高く評価

●CBDに幻覚作用はありません

日本国内で使えるCBDオイル

●植物エキスの相乗効果 

●漢方薬では麻が全ての薬になる 

CBDの製法の違い

 

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CBDとは

 

CBDはカンナビジオールが略された呼び名です。

CBDは植物から取れる薬効成分の一つです。

しかもその植物が『大麻』草だから驚きです!!

 

大麻草にはカンナビノイドと総称される生理活性物質(生命にとって有効な成分)が104種類以上含まれています。

その中で最も有名な成分がTHC(テトラヒドロカンナビノール)とCBD(カンナビジオール)なのですが、 THCは精神作用があり日本国憲法では違法成分として規制されています。ですので日本国内で使用が可能な有効成分はCBDを始めとするTHC以外のカンナビノイドです。

 

大麻と聞くと一瞬にして「違法薬物!」と拒否反応をしてしまう方が多いのではないでしょうか?

でも現実は七味唐辛子に大麻の種「麻の実」が使われていたり、ヘンプは大麻の種類の一つですし、実は現代の日本でも大麻は実に多くの分野で生活に溶け込んでいるんですよ。

 

そして大麻の有効成分の中で最も研究が進んでいるのがカンナビノイドの40%を占めるCBDです。

このCBDは実に優秀な成分で、現在研究が進んでいる中で発見されている有効作用として抗痙攣作用抗炎症作用細胞障害の抑制と改善作用抗不安作用降圧作用特定の癌における細胞死を誘導する作用などが知られています。

製薬会社もカンナビノイド医薬品の開発を多く手がけており、多発性硬化症のような神経難病に対してだけでなく、てんかん・癌性疼痛・糖尿病・潰瘍性大腸炎・統合失調症などのより一般的な疾患についても治験が進んでいるんです。

最近では日本国内では沖縄の病院で治験を始めようとしていることがニュースになったんですよ!

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/515944

 

 

 

カンナビノイドは母乳にも含まれている

 

生まれた赤ん坊が成長の過程で形成される生態システムがあります。

そのシステムは人間が生きていくために必要なバランス調整を担っている重要なシステムなのですが、このシステム形成にカンナビノイドが必要不可欠なのです。

つまり、大麻草に含まれる有効成分と同じ成分を人間は本来体内に持ち合わせているということなのです。

このシステムは「エンド・カンナビノイドシステム(ECS)=内因性カンナビノイドシステム」と呼ばれてます。

 

 

 

エンド・カンナビノイドシステム(ECS)とは

 

薬やハーブに効果があるのは、その成分が元々体内に存在する物質であるか、類似物質が内在するからです。

先ほどの項目でもお伝えしましたが、ヒトを含めた全ての脊椎動物にはカンナビノイドが生まれながらに体内に存在しています。この体内に生まれながらに存在しているカンナビノイドを「内因性カンナビノイド」と呼ぶのです。そしてこのカンナビノイドを栄養源として動いている体内システムがあります。この体内システムは細胞同士の連携とバランスを調整することで、痛み、食欲、免疫調整、感情制御、運動機能、発達と老化、神経保護、認知と記憶などをコントロールしていることが近年の研究で明らかになっています。

(「アナンダミド」「2-AG」という内因性カンナビノイドがこれまでに発見され、全身に分布する受容体と結合して、受容体については神経細胞に多いCB1、免疫細胞に多いCB2などが知られています。)

このようなカンナビノイドを介した全身調整の仕組みがエンドカンナビノイドシステム(ECS)です。

このECSはつまり食欲・睡眠・性行動・疼痛・免疫・感情・運動機能・発達・老化・認知・記憶などをコントロールしているのです。

 

ただ、ヒトは老化や強いストレス・栄養障害・重金属・環境ホルモン・女性ホルモンなどにより「カンナビノイド欠乏症」の状態となることも研究で発見され、多くの病態は「カンナビノイド欠乏症」の状態が原因であると考えられてきています。

 

CBDオイルを使用することは、植物由来のカンナビノイドにより、ヒトの内因性カンナビノイドの欠乏を補い・食欲・睡眠・性行動・疼痛・免疫・感情・運動機能・発達・老化・認知・記憶などのコントロールを正常にすることにつながります。

 

 

 

WHOが有効性を高く評価

 

てんかんの発作を筆頭に、不眠症、痛み(頭痛、胃痛、歯痛など)、食欲不振、吐き気、皮膚炎、統合失調症、抜け毛、アルツハイマーなど、100近くの疾患に関して、世界保健機構(WHO)はCBDに関する有効性と安全性を高く評価しています。

またアメリカでは、大麻草由来成分を摂取する人はしない人と比べて、医療費が2〜3割少ないというデータもあるそうです。

 

 

 

CBDに幻覚作用はありません

 

THCは脳内のCB1受容体と相互作用して陶酔感や多幸感をもたらします。

しかしCBDはTHCのように思考や知覚に作用を及ぼすことはありません。

気分がハイになる(そして 日本の「大麻取締法」に触れる)成分とは全く別のもので、日本国内でも合法です。

 

 

 

日本国内で使えるCBDオイル

 

日本国内で健康の為に使うためにはまず効果が高く、安全で、継続的に使用ができることが重要です。

 

日本で使用されているCBDオイルの大半はアイソレートですが、これは100種類以上ある大麻草成分のうち、CBDだけを抽出してココナツオイルなどに溶かしたものです。また大麻草以外の植物(ホップやオレンジなど)からもCBDを抽出することができ、そのようなCBDオイルも流通してます。

 

しかし生薬は「多成分」であることが相乗効果(アントラージュ効果)をもたらしたり、副作用を軽減したりします。

効果からみた場合、全草成分(フルスペクトラム)が望ましいことはいうまでもありません。しかし現在の日本の法律では、花や葉からの抽出やTHCの残存は禁止されているので、フルスペクトラムの製品は使えません。

そのため日本国内では《ブロードスペクトラム》が最良と考えています。

これは花や葉からは抽出せず、THCも含まないが、できるだけフルスペクトラムに近いヘンプオイルです。

 

 

 

植物エキスの相乗効果

 

麻に含まれる化合物、植物性カンナビノイドは104種類ですが、その他にも香りになる化合物(麻のエッセンシャルオイル=製油となる)テルペノイドも120種類以上含みます。(主にモノテルペン・セキステルペン)

つまり、アロマオイルを体内に摂取した際より多くの植物性化合物を摂取でき、相似効果(アントラージュ効果)が生まれます。

 

 

 

漢方薬では麻が全ての薬になる

 

種は麻子仁(ましにん)または火麻仁、根は麻根(まこん)、皮の繊維は麻皮(まひ)、葉は麻葉(まよう)、雄花の花穂は麻花(まか)、雌株の花穂は麻蕡(まふん)と呼ばれ、いずれも捨てるとこなく薬用となるのです。

 

 

CBDの製法の違い

 

CBDの製法の違い

 

  

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【役立つサポート】

ストレス緩和

痛みの軽減

良質な睡眠

心の健康

皮膚トラブルの緩和

 

【CBDの有効分野】

強力な抗酸化剤として

抗炎症剤として

抗けいれん剤として

抗精神病薬として

抗腫瘍剤として

神経保護作用

など。

 

CBDは、セロトニン受容体を直接活性化し、同様に抗うつ剤効果を引き起こすと言われています。

 

【科学的および臨床的研究】

慢性痛

不安

糖尿病

てんかん

慢性関節リウマチ

MS(多発性硬化症)

総合失調症

PTSD(心的外傷後ストレス障害)

睡眠障害

アルコール依存症

心血管疾患

うつ病

抗生物質耐性

感染症

神経疾患

など。

 

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