第二回:代替療法について〜波動療法を理解する〜

 〈目次〉

  1. ホログラム、エネルギー、波動医学
  2. ニュートン医学とアインシュタイン医学
  3. 波動医学の誕生
  4. 物質の周波数帯と微細エネルギーレベル
  5. 微細エネルギー系と古代の癒しの技法
  6. 見えない世界を見る窓〜微細エネルギー技術の進歩〜
  7. 波動医学の進化〜自然の智慧による癒し〜
  8. サイキック・ヒーリング〜人間の潜在力の探求〜
  9. クリスタルと微細エネルギー〜古代から続く癒しの技〜
  10. むすばれあう生命ネットワーク〜チャクラとは何か〜
  11. 近未来の医学〜ホリスティックな癒しとパラダイムシフト〜
  12. 個人の進化と地球の進化〜波動医学と人類の未来〜

 

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前回までは1〜4をご紹介しました。

今回は5〜8をご紹介いたします。

 

 

❺微細エネルギー系と古代の癒しの技法

 

中国医学では、人間は大宇宙のなかの小宇宙であり、したがって、宇宙に遍満するエネルギーの流れを決定する法則は、人間のエネルギー系にも適用可能であるとかんがえられている。

中国人は宇宙を、自然界における対極物のあいだに形成される、つねに変化してやまないダイナミックな平衡状態としてとらえている。そして、その本質を陰と陽というかたちに特徴づけている。健康状態を保つためには、人間という小宇宙のなかで陰と陽というふたつの力のバランスが正しく保たれていなければならない。(陰陽五行説)

経穴は、周囲のエネルギー場からエーテル体と物質的身体とにエネルギーが流入するためのアクセスポイントである。経穴は皮膚電気抵抗が低いという現象を利用して、その位置をみつけることができる。の高い伝導性は、経穴がからだへのエネルギー輸送路としての役割をもつことを示している。

生命を養う微細エネルギーである「気(プラーナ)」は、周囲の環境から経穴・経絡系をつうじて体内に吸収される。経絡系は、からだのおもな臓器にエネルギーを供給する主要な十二対の経絡系に分類される。

中国の伝統思想によれば、十二対の主要な経絡系をとおって流れる気エネルギーは、自然界の法則を反映した、厳密に定義されたサイクルにしたがう。「相生」と「相克」の二面をもつこれらのサイクルは、病気のときも健康なときも気エネルギーが経絡をとおって一定の順番にしたがって循環し、臓器にとどけられていることを示している。

経絡をつうじる気エネルギーの流れは、バイオリズムにしたがって変化する。ある特定の経絡をとおる気の流れは、一日のある時間帯にもっともつよくなる。この時間的変化について知ることは、臨床家が鍼灸療法でどの時間帯にどの経絡を治療したらよいかを知るのに役立つ。また、時間によって生命エネルギーの流量が変化することから、どの時間にどの臓器がもっとも生理学的影響を受けやすいかを決定する要因にもなっている。(時間生物学)

経絡は各一対のルートによって、からだの左右の臓器に気を配分する。ある臓器に病変が生じたとき、あるいは病変が生じようとしているとき、その臓器にエネルギーをおくる一対の経絡は、からだの左右のエネルギーバランスの不均衡を示す。

病気にともなうそのような不均衡は、AMIのような診断機器をもちいて検出することができる。この装置は、コンピュータをもちいて各一対の主要な経絡のそれぞれの終末点を電気的に測定するものである。

エレクトロノグラフィーによるからだのスキャン写真は、経絡系に生じたアンバランスを、その経絡に関連した経穴の輝度の増大として示す。したがって、病気を検出するためのあたらしい方法もかんがえられる。

経穴への刺激は(エンドルフィンの放出や痛みの緩和といった)神経系の変化をひきおこす。その理由

は、経絡系が間接的に神経伝達路に影響をあたえているからである。鍼灸によるそのような神経の変化はおそらく、神経とそれをつつんでいるグリア細胞の周辺でおこるエネルギー場の変動によっているとおもわれる。

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経絡系は診断にも治療にも応用できる。経絡系でおこるエネルギー変化は経穴をつうじて測定することができ、病気の発見に役立てることが可能である。また逆に、さまざまな方法で経絡系にエネルギーを導入し、治癒効果を増強することも可能であろう。それには、経穴を指や誠、電流、音波、そしてレーザーなどで刺激する方法が含まれる。

 

❻見えない世界をみる窓

〜微細エネルギー技術の進歩〜

 

経絡系は、物質的身体やエーテル体とエネルギー的に結合しているため、「肉体/エーテル体接触面」をなしているとかんがえられる。

電気鍼による診断システムは、EAV(フォル式電気鍼)や本山博士のAMI(本山式経絡臓器機能測定器)のように、生体の機能障害やエネルギー的アンバランスを、経絡系の電気的変化をつうじて測定す

る。経絡系は肉体/エーテル体接触面の一部であるため、経絡系のエネルギーのみだれはエーテルレベルや細胞レベルでの障害を反映している。

AMIはすべての大チャクラの情報を同時にえることができるが、EAVのばあいは一度に検査できるのはひとつの経穴の電気的特性だけである。

EAVで検出されたある経絡上の経穴におけるアンバランスは、その経絡からエネルギーを供給されている臓器系により高次のレベルでおきている機能障害を示している。

EAVは、病気の特定の原因を診断し、個々の患者を治療するために特定のホメオパシー薬とのマッチングをおこなうこともできる。EAVをそのような目的に使用するばあいは、そのエネルギー機構には経穴における共鳴反応という波動的現象が関与している。EAVの回路の中間に病原物質や適切な波動的治療薬をセットすると、装置の出力メーターの表示が変化する(システムが患者の経絡系と電気的接触状態にあるあいだ)。

波動医学的アンバランスを発見して是正するためにEAVのような診断装置をつかうことで、より古い「エネルギーの皮」についての詳細な情報をえることが可能になる。さまざまな生理学的·エネルギー学的な介入に反応してつくられたあたらしい皮の下にあらわれる古い皮をはがしていく過程は、「タマネギ効果」とよばれる。

食物アレルギーは食物過敏反応とよばれることもあるが、しばしば、たくさんの食品に含まれているフェノールという物質の有害作用によってひきおこされているらしい。それらの過敏反応がおこるメカニズムには多様な免疫反応が関与しており、おそらく微細エネルギー的な作用もかかわっているようだ。そのような食物にたいする感受性は、たぶんまだ診断でみつかっていない病気に起因する部分も意外におおきいだろう。

EAVは食物アレルギーの診断をはやめるためにも利用できる。そしてそのアレルギー症状を中和するためのホメオパシー治療薬の処方量を、すぐに決定することができる。

ラジオニクス装置のばあい、患者の経絡系に直接コンタクトしてエネルギー情報をひきだすことはせず、患者のエネルギー構成を知るための生物学的試料や写真が必要となる。そのような試料「波動的証拠品」とよばれる。ウイットネスは、高次の意識が同調するためのエネルギー的な焦点あわせの対象となる。

ラジオニクス装置は、患者の状態についてのフィードバックをえるために共鳴原理を利用する。共鳴現象は、ラジオニクス検者の(無意識の)自律神経系内で発生し、それは交感神経の活動の増加にあらわれる。この反応は、検者が指で装置上のパッドをなでたときの吸いつけられるような感覚を特徴とする。

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ラジオニクスは検者の高次エネルギー知覚系の感受性を増幅するものであり、とくにチャクラ/ナーディ系がつよく関係しているとおもわれる。そのため、ラジオニクス装置の感度には装置をあつかう人物の精神的/霊的な発達段階が反映される。

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ラジオニクス装置は精神的な記録計であり、検者が患者の病気の周波数に同調するための、目盛りのついたダイヤルが設置されている。特定の周波数がわかれば、波動的ウイットネスをエネルギー的媒介として、患者にむけて治療に必要とされる適切な周波数のエネルギーが発信できる。

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ラジオニクス装置と振り子のシステム (ダウジング)は、通常は無意識のレベルではたらいているサイキックな知覚を増幅して通常意識レベルにもってくるものである。

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EAVの検者は無意識のうちに、検査のためにプローブを経穴に押しあてるときの圧力をかえているため、一種のラジオニクス装置またはダウジング装置として機能している可能性もある。

 

❼波動医学の進化

〜自然の智慧による癒し〜

 

フラワーエッセンスや宝石エリクシル、ホメオパシー治療薬のような波動医学的治療薬はさまざまな生物や鉱物からつくられる。それらのユニークな治療薬は、エネルギーを貯蔵するという水の性質をもちいて、生命情報をはこぶ周波数特異性をもった微細エネルギーを患者のからだに導入して、各機能レベルでの治癒効果をもたらす。

エドワード・バッチ博士は、バッチフラワーレメディとよばれるフラワーエッセンスをもちいた治療法の創始者である。それらの治療薬はおもに、個人の知的・情緒的エネルギーのバランスをととのえるために使用される。そのバランスがくずれると、疾患の身体的症状が出現したり悪化したりする。バッチ博士は敏感な体質であったため、さまざまな治療薬の効能の規定に自己の直観的能力を利用した。

さらに最近では、直観によってえられた情報にもとづいた、治癒のためのフラワーエッセンスの利用法研究に主眼がむけられている。一部のチャネリング情報によると、フラワーエッセンスが物質的身体レベルにとどまらず微細エネルギーレベルにも作用するという可能性が示唆されている。

花には、植物の生長の源となる生命エネルギーが含まれている。そのため、日光をあてることによってつくられたチンキ剤(ティンクチャー)やエッセンスには、じっさいにその生命エネルギーの一部が転写される。

フラワーエッセンスのような波動医学的治療薬が体内にとりいれられると、そのエネルギーはユニークな生体クリスタルエネルギー系の助けをかりて増幅され、吸収される。この生体内のシステムはクォーツ(水晶)とおなじような特性をもっており、共鳴によって治療薬のエネルギーが物質的身体に移送されるとかんがえられる。

この生体クリスタルネットワークは松果体とのむすびつきをつうじて、高次の意識(すなわちアスト

ラル体、メンタル体、コーザル体)から肉体的パーソナリティへの情報の輸送を調整している。その経路は右脳である。その高次の情報は、夢や限想中の象徴的イメージとして意識にあらわれる。左脳は、その情報のもつ意味を分析する。フラワーエッセンスにはその内的な結合を強化するはたらきがあり、また個人のパーソナリティとハイアーセルフとの再結合を助ける作用がある。

ある種のフラワーエッセンスは、まず細胞レベルで作用するといわれている。そのいっぽうで、チャクラやナーディ、経絡系、そして微細エネルギー系のような微細エネルギーレベルで作用するエッセンスも存在する。

ミアズムとは、それ自体病気ではないが、病気へとみちびく傾向性をもつ独特のエネルギー状態をあらわしている。もっともありふれたミアズムは、さまざまな細菌・ウイルス・有毒物質への暴露をつうじて獲得されるものである。それらは家族性に遺伝していく可能性がある。ミアズムは特定のホメオパシー薬をもちいて中和することができる。フラワーエッセンスや宝石エリクシルでもおなじ効果が期待できる。

水は、日光によってフラワーエッセンスをつくることに役立つだけでなく、クリスタルのもつ微細エネルギーや色彩光線の純粋な波動も転写することができる。その結果、あたらしいエネルギー治療の手段が生まれる。そうした治療法はそれぞれ、宝石エリクシル、色チンキ剤(カラーティンクチャー)とよばれる。

色彩のエネルギーは、特定のチャクラの周波数と共鳴することによって発揮される。色彩の周波数は共鳴によるエネルギーのやりとりをつうじて、病気のプロセスの反映として阻害を受けた異常なチャクラにエネルギーをあたえ、バランスを回復させる。 機能障害をおこしているチャクラのバランスが回復すると、微細エネルギーの適切な流れが回復し、病的な器官系に供給される。

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EAVのような電気鍼機器は、さまざまな波動的エッセンスと特定の病的状態、またはエネルギーのアンバランスを、微細周波数レベルにおいてマッチングさせることができる。そのような機器をつかった研究と臨床実験によって、いずれはフラワーエッセンスをはじめとする波動医学的治療薬が、有効な治療法として認知されるようになるだろう。

 

❽サイキックヒーリング

〜人間の潜在力の探究〜

 

手かざし療法は、世界中で何千年にもわたっておこなわれてきた。十八世紀のおわりごろ、フランツ・メスメルは、磁気的な性質をもつ微細な生命エネルギーがヒーラーの手と患者のあいだに流れると説いた。メスメルはまた、水にたくわえたその微細エネルギーを、治療を必要とする患者に転送できることも発見した。

1960年代、バーナード・グラッド博士は実験をつうじて、手かざし療法のエネルギーが水に貯蔵可能であることを立証した。グラッド博士はさらに意欲的な研究をおこない、その微細エネルギーが植物の生長やマウスの創傷治癒をうながし、動物の甲状腺腫を予防する効果をもたらすことを示した。グラッド博士がおこなった創傷治癒の実験は、ベつの研究所でも反復された。

ロバート・ミラー博士は、ヒーラーの処理した水と磁気で処理した水のおどろくべき類似点をあきらかにし、ヒーリングエネルギーは磁気的な性質をもっているというメスメルの説を裏づけた。ミラー博士はまた、両者においては、水の表面張力や水素結合力を低下させる作用、硫酸銅の結晶化パターンを変化させる作用には差がないことを示した。 

ジャスタ·スミス博士もまた、1970年代初期に、溶液中の酵素の活性にあたえる影響が、ヒーラーが処理した水と磁気で処理した水とではおなじであることを示した。

スミス博士は、さまざまな酵素へのヒーリング。エネルギーの影響の変化を研究し、その変化の方向がつねに細胞の健康状態の向上にむかってはたらくことを発見した。

スミス博士は、ヒーラーが変性した酵素を修復できるということも発見した。これは、ヒーリングエネルギーには負のエントロピーのはたらきがあること、すなわち系の秩序を高める作用があることを意味している。

スミス博士はヒーリング実験のなかで、鋭敏な磁場検出装置をつかってヒーラーから放出される磁場を測定しようとしたが、なにも検出できなかった。しかしジョン・ツィマーマンによる、超高感度のSQUID(超伝導量子干渉計)磁気検出装置をつかった1980年代前半の研究では、施術中のヒーラーの手から放出される磁場は微弱だが測定可能なていどに増加していることが証明された。このように、手かざし療法のエネルギーはきわめて磁気に似た性質をもっており、いくつかの生物システムにあたえる影響のつよさは強力な磁場とかわりがない。ただし、従来の方法でそれを検出することはひじょうに困難である。

ヒーラーが放出するエネルギーの特徴は、負のエントロピーの性質をもっていること、質的にも磁場とおなじであるということにある。しかしそれは、従来の電磁気検出装置はでうまく測定できない。そうした特徴は、正と負の時空間にかんするティラー/アインシュタイン·モデルで存在が予言されている「磁電エネルギー」すなわち「負の時空間エネルギー」の特徴と一致するものである。

ドロレス・クリーガー博士は、ヒーラーに処理された植物の葉緑体含有量が増加するのと同様、ヒーラーの治療を受けた患者ではへモグロビン量が増大することを示した。ヒーリング:エネルギーが人間にあたえる影響を測定するうえで、へモグロビンはその生化学的効果の定量的測定を可能にした最初のパラメータのひとつである。

クリーガー博士はさらに、訓練を受ければだれでもヒーリングができるようになることを示した。博士が養成した看護婦ヒーラーたちは、生まれながらのヒーラーとおなじように患者のヘモグロビン量を増加させることに成功し、ヒーリングが人間に本来そなわった潜在能力であり、学習可能でもあることを証明した。

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ミラー博士は超能力者オルガ・ウォーラルとアンブローズ ・ウォーラル夫妻との共同研究で、ヒーリングエネルギーが約600マイル(約970キロ)もはなれた生物・無生物システムに影響をあたえられ

ることを証明した。

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ヒーリングエネルギーの種類は、そこでおこっている現象のレベルによって異なる。手かざし療法は、正確には「マグネティック·ヒーリング」(生体磁気治療)と表現されるべきであろう。その作用は肉体/エーテルレベルの調整にかかわっている傾向があり、治療はヒーラーが患者に手を接近させるかたちでおこなわれる。それにたいして、「スピリチュアルヒーリング」は肉体/エーテルレベルで作用するだけではなく、アストラルレベル、メンタルレベル、そしてさらに高次レベルの機能障害をも調整する。

スピリチュアルヒーリングはさらに、患者がそばにいなくとも可能であり、ヒーラーと患者のあいだに膨大な距離のヘだたりがあっても可能である。

 

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次回は9〜12をご紹介いたします。