第三回:代替療法について〜波動療法を理解する〜
〈目次〉
- ホログラム、エネルギー、波動医学
- ニュートン医学とアインシュタイン医学
- 波動医学の誕生
- 物質の周波数帯と微細エネルギーレベル
- 微細エネルギー系と古代の癒しの技法
- 見えない世界を見る窓〜微細エネルギー技術の進歩〜
- 波動医学の進化〜自然の智慧による癒し〜
- サイキック・ヒーリング〜人間の潜在力の探求〜
- クリスタルと微細エネルギー〜古代から続く癒しの技〜
- むすばれあう生命ネットワーク〜チャクラとは何か〜
- 近未来の医学〜ホリスティックな癒しとパラダイムシフト〜
- 個人の進化と地球の進化〜波動医学と人類の未来〜
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前回までは5〜8をご紹介しました。
今回は9〜12をご紹介いたします。
❾クリスタルと微細エネルギー系
〜古代からつづく癒しのわざ〜
①
エレクトロニクス、レーザー工学、情報保存における結晶技術の研究開発は、二十世紀後半における科学革命の重要な一角をしめている。
②
古代アトランティスはクリスタル技術を高度に発達させた伝説上の文明である。しかしその文明は、現代科学が重視しているものとは異なるクリスタルの特性を利用していた。かれらは微細エネルギーや生命エネルギーを操作するためにクリスタルシステムを利用していたとつたえられている。 そして研究の末、その成果を治癒や技術革新に応用していったという。
③
アトランティス人たちは、クリスタル、フラワーエッセンス、ホメオパシーなどを基盤とした治療体系を発達させていたという。かれらは病気の発症における微細エネルギー的な側面を重視し、そのアンバランスをただすために波動医学的療法を試みた。アロパシー医学の専門家たちは少数の急進派とかんがえられていた。
④
クォーツクリスタル (水晶結晶板)にはユニークな特性があり、電気エネルギーと微細エネルギーの双方を伝達・変換・貯蔵することができる。ヒーラーは自己の治癒エネルギー場を増幅し、コヒーレントなエネルギーを患者に投与するためにクリスタルを利用する。
⑤
治癒エネルギーはヒーラーの想念に影響を受ける。したがって、クリスタルで増幅されたエネルギーを患者の特定の身体部位に照射して各微細身体と生理学的身体のバランスを回復させるために、数々のイメージ法が利用される。
⑥
クォーツクリスタルは微細エネルギーを増幅し、微細エネルギーをつかってプログラミングすることもできる。 微細工ネルギーとは、負の時空間のなかで活動する磁電エネルギーのことである。
⑦
クォーツクリスタル(などの波動医学的手法)によってからだに移送された微細エネルギーは、共鳴をつうじて吸収され、体内の細胞構成要素のネットワークであり、クォーツ様の特性をもった生体クリスタル系に同化される。
⑧
多数のクリスタルが幾何学的に配置され、想念エネルギーの「指示志向」によって活性化されたものを「格子系」とよぶ。配列したクリスタルがつくる格子は、個々のクリスタルのエネルギーポテンシャルをひきあげるという特性をもつ。その結果、クリスタルはひじょうに効果的な治癒のツールあるいは娯想のツールになる。
⑨
地球に産するさまざまなクリスタルと鉱物は共通の幾何学的対称性をもっており、その差異によって七種類の結晶系(クリスタル·システム) に分類することができる。どの結晶系もそれぞれエネルギー的特徴と幾何学的特徴をもっており、エーテルレベルにおける形態形成場と共鳴している。そしてどのクリスタルシステムもそれぞれ、七種類の主要チャクラとのエネルギー的関係を保っている。
⑩
ひとつひとつのクリスタルは所属している幾何学的分類に共通のエネルギー特性をもっているが、いっぽうでで独自の治癒的特性も示す。
11
クリスタルはチャクラなどの微細エネルギー系および生理学的システムに作用するので、治癒のプロセスを促進するために、さまざまな種類のクリスタルをもちいて、エーテルレベルおよびさらに上位のレベルにおけるエネルギーパターンを再編成することができるとかんがえられる。
12
クリスタルの使用法としては、患者のからだに直接使用する、太陽光を利用した宝石エリクシル(ジェム・エリクサー)として患者が服用するなど、さまざまなものがある。
13
クォーツ(水晶) 以外のクリスタルにも、それぞれ独特の治癒的特性がある。それらはヒーラー自身のエネルギー場を変換し、増幅することができる。
14
磁石には規則的な分子配列があり、それが磁場を発生させている。クリスタルも同様の規則正しい原子配列をもっているが、それらが発生させているのはエーテルエネルギー場である。磁石は物質的な極性の規則正しい配列をあらわし、電磁エネルギーを生みだす。クリスタルは神的/霊的な極性のもっとも規則正しい配列をあらわし、磁電エネルギーを生みだす。
➓むすばれあう生命のネットワーク
〜チャクラとはなにか〜
①
大チャクラは特殊なエネルギー変換装置であり、微細エネルギーをとりいれてからだの主要な内分泌系器官、神経その他に配分している。
②
各チャクラの機能は意識がもつ種々の側面、とくに感情に関係している。感情はこれらのエネルギー中枢を通過するエネルギーの流れに影響をあたえる。感情的問題をかかえて、感情体(アストラル体)に機能障害をおこしているとき、特定のチャクラとそこを通過する微細エネルギーの流れが変化する。
③
七大チャクラのいずれもが、特定の感情的、霊的問題の影響によって正しく機能しなくなるおそれがある。未解決の感情的問題をかかえたままでいると、チャクラの機能障害が発生してくる。そのようなチャクラ機能障害が存在すると、そのチャクラにつながっているからだの臓器や内分泌器官に養育的な微細エネルギーが供給されなくなる。チャクラにあるブロックが慢性化すると、細胞のバランス障害、ついで疾患の発症にいたる。
④
種々のチャクラにおいて微細エネルギーの流れが変化する現象は、持続的ストレスがからだに否定的な影響をあたえる一因になっている。
⑤
おそらく最大のチャクラ機能障害は、心臓チャクラの障害であろう。なぜなら、このチャクラは自己と他者への愛をつかさどる部位だからである。心臓チャクラは、心臓および血液循環、肺、胸腺などのからだの臆器に養育的な微細エネルギーを供給している。心臓チャクラの慢性化した機能障害は、心臓病、脳卒中、肺疾患、あるいは種々の免疫異常をひきおこし、からだを細菌やウイルス、がん細胞にたいして無防備状態にさらすことにもなる。
⑥
チャクラは胎児の発達中の臓器にもエネルギーをおくっているため、過去世からもちこされた重大な感情的ブロックがあると、カルマ由来の先天性障害が発生することになる。そのようなカルマ由来の疾患は幼少期に発症するか、あるいは遅延効果によって人生のなかばに発症する。
⑦
瞑想はチャクラを開放し、活性化し、浄化するためのたいせつな方法である。とくに積極的ビジュアライゼーション (視覚化)の技法と併用すると効果的である。
⑧
根チャクラ(尾骨チャクラ)は、人間に生来そなわった強力なクンダリニー・エネルギーが貯蔵されている場所である。クンダリニー ·エネルギーは、体内のすべてのチャクラを活性化し、整列させる作用を
もつ。そしてチャクラの開放とともに霊的な覚醒をもたらす。クンダリニー エネルギーは、毎日の瞑想の結果として、自然に解放されてくるものである。
⑨
イツァク・ベントフやリー・サネラ医師は、未解決のストレスにともなう一連の身体的問題と、それがクンダリニー上昇による自然発生的なチャクラの開放にもたらす効果を研究してきた。かれらはその身体レベルの障害を「身体ークンダリニー症候群」と名づけた。この症状は瞑想の持続的実行者にもっともひんぱんにみられるが、自然発生的にもみられることがある。
⑩
ベントフは眠想中に活動をはじめる一連の振動子を体内に発見した。心臓と大動脈のあいだにある独特のフィードバック系を介して、瞑想中のからだの微弱な振動は脳内の特定の経路における、電気的ー音響的な刺激をひきおこす。
11
ベントフのモデルによると、長期の瞑想修行によって感覚運動野に電気的ループが形成され、やがて脳内に蓄積された過去のストレスの解放がはじまる。身体ークンダリニー症候群をもつ瞑想者が自覚する種々の症状は、蓄積されたストレスが脳から放出されるさいに発生するものかもしれない。
12
長年にわたる瞑想は脳内にあたらしい神経回路を形成し、あらたなストレスの蓄積を予防する。そしてじっさいに脳内の快感中枢を刺激する。このように、瞑想やクンダリニー上昇の過程は、ベントフがいうように人間が生来もっているストレス発散機構であるとかんがえられる。
11、近未来の医学
〜ホリスティックな癒しとパラダイムシフト〜
①
われわれは現在、物理学から医学、生物学にわたる自然科学全般の大規模なパラダイムシフトをむかえようとしている。その変革には、機械的ニュートン。モデルから、複雑だが相互結合しているエネルギー場としての宇宙という、アインシュタイン的モデルへの移行も含まれる。
②
意識はエネルギーの一形態である。輪廻転生の思想で説明されているように、意識は自己表現のための物質的媒体を通過しつつ相互作用することによって進化していく。それは、生物学的な進化をうながす高次の霊的レベルの原動カともなっている。
③
人間は精神・身体・霊の複合体である。その複合体は、つねに高次エネルギーの各次元とのダイナミックな平衡状態を維持している。それらの高次エネルギーは、物質的身体という媒体に「生命力」と 「創造的表現力」を賦与している。
④
高次エネルギーの物質的構造への流入を制御しているのは、チャクラ/ナーディ系と経穴(鍼灸点)からなる「接触面」である。それらは体内の生体クリスタル構造および生体エレクトロニクス的ネットワークと協調してはたらいている。
⑤
心臓病を治療するには、さまざまな方法がある。従来の医学モデルは、薬物、外科的治療、また心機能を改善するための血管形成術などのさまざまな保存的治療をもちいる。ホリスティック医はビジュアライゼーション(視覚化法)やストレス・リダクションにくわえて、代替療法としてキレート療法をもちいることがある。
波動医学の治療家は、さらに微細エネルギーレベルの疾患誘因因子(たとえば心臓チャクラの機能障害など)をあつかう。それには、さまざまな波動医学的療法、すなわちフラワー·エッセンス療法や宝石エリクシル、クリスタル療法、ホメオパシー療法、経絡のバランスを調整する療法、霊的な内的対話をうながすカウンセリングなどが含まれる。理想的には、単一の治療法のみにたよらず、たがいを補完し、強化する目的で、異なる理論にもとづいてつくられたそれぞれの治療的オプションをもちいることがのぞましい。この「統合医療モデル」は、多次元的方法であらゆるタイプの疾患を治療すべく拡張されたモデルとなるだろう。
⑥
現行の医学モデルは治療にあたるさいの方法論として、教育内容に「問題志向型アプローチ」をとりいれている。これは、治療者がその方法をもちいて患者の間題点を分類できたときにのみ病気として診断され、治療がおこなわれることを意味している。したがって、健康上の問題点を認識する能力は、診断装置の感度と個々の臨床家の姿勢と臨床能力に左右される。
⑦
現代医学がさらに細分化していき、診療にさらにきびしい時間制限が課されることになれば、医療関係者は急性症状と表面的問題しかあつかわなくなっていく。HMO(健康維持組織)の医師は「緊急性」あるいは「医学的重要性」を根拠に、「些細な問題」と評価された症状をますます無視するようになるだろう。そのような目にみえにくい問題点は、健康システムのありかたを検討するうえで、長期的にみればひじょうに重要な問題である。
⑧
さまざまな治療法のあいだにある相違は、「健康」の定義の相違に由来している。通常医学の医師が、症状のない「ニュートラルな状態」あるいは「OK」の状態に患者を復帰させることに躍起になっているのにたいして、波動医学またはホリスティック医は「ウェルネス」状態を治療目標に設定する。ひとりの患者をウェルネス状態にまでみちびくには、個人に即した治療メニューが必要となり、面接時間も長くなる。しかし長期的にみれば、患者をウェルネス状態にみちびいたほうが国民の健康水準が上昇し、あらたな疾患発症の予防にもなる。
⑨
人間が健康を維持し生長をつづけるためには、あるていどのストレスが必要である。それを「ユーストレス」(良性ストレス)という。機能障害は、心身が外界のストレス負荷にたえかねたときに発生する。そうしたかたちで、良性ストレスも「ディストレス」(苦痛あるいは悪性ストレス)に転化しうる。心理的ストレスは、家庭や職場の環境が苦痛かどうかを示す個人の心理学的態度をあらわしているにすぎない。
⑩
栄養補給と適切な食事、瞑想、ストレス・リダクション法には、一般的な感情的ストレスや生物学的ストレスをやわらげる効果がある。
11
世のなかには目にみえない有害ストレスが多数存在する。そのなかには、心理的ストレス、栄養的ストレス、時間生物学的ストレス(睡眠サイクルの変化)、化学物質(薬物、汚染物質、食物や微量毒素)による環境ストレス、細菌、ウイルス、電磁波放射、ジオパシック・ストレス(異常な地球のエネルギー場)、否定的なサイキック・エネルギー場などがある。
12
波動医学的診断システムは、それらの多様な有害ストレスの影響を特定し、治療法を決定することができる唯一の方法であるとおもわれる。
12、個人の進化と地球の進化
〜波動医学と人類の未来〜
①
人間は魂の生長と進化のパターンを反映する、ダイナミックなエネルギー系である。人間の意識はたえず学習し、生長し、進化しつづけている。そのダイナミックな変化のプロセスにたいして霊的にめざめる人がふえると、人類全体にエネルギーカ学的変化をもたらす「さざ波効果」が生じるだろう。
②
病気になるとほとんどの人は、自己の生活や思考の様式を変更する必要性についてかんがえることもなく、医師のもとをおとずれる。しかし、医師と患者の相互作用が治癒的効果を発揮するのは、相互協力が可能であり、たがいの役割がはっきりと認識されているときだけである。われわれは自分の人生と健康に責任をもつ必要がある。その責任の一部には、医師の忠告にしたがうことも含まれている。
③
病気は当人の感情の不安、霊的な障害、安楽の欠如といった内面的な状態の象徴的な反映である。人体にとってマイナスに作用する外的要因もあるが、それらの要因がじっさいに病気をひきおこすのは患者の抵抗力が低下しているばあいだけである。 人間の微細エネルギー的構成要素であるチャクラや経絡系では、感情的および霊的な障害が生理学的な弱点に変換され、その変化がいずれは物質的身体における局所的な機能障害、すなわち特定の疾患となって発現する。
④
発現した病気は、多次元的な身体/精神 /霊の複合体における創造的意識および、微細生命エネルギーの自然な流れが阻害されていることの徴候である。それは「システムのどこかがおかしい」ことを知らせる、象徴的な警告のメッセージである。永続的な健康を達成するには、微細エネルギーの流れが阻害されている部位をもとの状態に復帰させなければならない。
⑤
人間がかかえる感情的/霊的問題の多くは、チャクラがもつ重要な学習課題の反映である。チャクラにかかわる問題には、「地に足をつける」こと・セクシュアリティ・個人の力・愛・意志・創造的表現・内的ヴィジョン・霊的探求などがある。
⑥
先にあげた問題のいずれかでつまずいたときは、それに対応する大チャクラを流れる微細エネルギーがブロックされる結果となることが多く、そのエネルギーブロックが、関連する身体臓器に流れる生命エネルギーを阻害する。そうした問題が解決されず、慢性化したときに、エネルギーブロックはいずれ病気として発現し、転生をくりかえすパーソナリティにとっての重要な学習経験となる。
⑦
チャクラにかかわる問題のうちでは、心臓チャクラがもっとも重要な課題をになっている。心臓チャクラは、自己と他者にたいする愛の自由な表現能力にかかわるものだからである。個人的変容および霊的変容は、究極的には、花にも似た心臓チャクラの「開花」状態にかかっている。
⑧
現世における病気、苦痛、苦悩の多くは、恐れと誤解に根本的原因がある。低い気づきのレベルにあるとき、われわれは自己のもつ恐れに気づかず、すべてを周囲の世界に投影しがちである。しかしじつは、間題は当人の内面にあるのだ。そうした恐れを氷解させ、癒すための鍵は、心臓チャクラのブロックを解消し、愛と許しの立場をとることにある。心臓チャクラをひらいて高次の霊的エネルギーが円滑に流れるようになると、心臓チャクラは自己のみならず、まわりの他者をも癒す触媒になる。
⑨
輪廻転生は、神のエネルギーの断片である魂が進化し、学習し、霊的に成熟するためのシステムである。輪廻転生によって、生きる過程でえた知識と経験のすべてが、神のーそして個別化した意識である魂のー貯蔵庫にたくわえられる。神とよばれる広大な意識は、みずからとあらゆる被造物とのあいだのホログラフィックな結合をつうじて、宇宙に発生するできごとの一部始終をつねに把握している。
⑩
輪廻転生のシステムは、魂が多くの物質的身体による人生経験と試行錯誤をつうじて学習することを可能にしている。肯定的あるいは否定的な人生経験はコーザル体に記録され、カルマをつうじ
て未来の人生に影響をあたえる。
11
あやまった行為や他者をくるしめるような行為は、未来の人生において、相応するハンディキャップとして当人のうえに転写され、ものごとの両面をみるべく教訓があたえられる。また逆に、転生するパーソナリティは、過去世における肯定的な行為の結果の一部として、富や地位、社会的進出などを達成することもある。輪廻転生の思想によってわれわれは、肉体的・社会経済的なハンディキャップを、肉体をもつパーソナリティが生長し、霊的成熟をとげるために魂がみずから選んだ学習経験としてみることができるようになる。その境遇にどう対応するか、魂の生長の機会として活用するかどうかは、当人の自由意思によってさまざまに変わる。
12
過去において、輪廻転生や人間の多次元的構造にかんする真実を理解していた文明が数多く存在した。そのなかには古代のさまざまな神秘学派が含まれる。いくたびの思想の悪用、戦争、退廃があったにもかかわらず、人間の聖なる本質および潜在能力をつたえる秘密の前哨地点はつねに存在しつづけていた。
13
何世紀にもわたって偉大な指導者たちが転生し、古代の霊的叡智をつたえてきた。そうした指導者のなかには老子、孔子、ブッダ、ゾロアスター、ムハンマド、ナザレのイエスなどがいた。かれらの覚醒意識から、多くの世界的宗教が生まれた。語る言葉と表現には相違があったが、つたえようとしていた真実はすべておなじであった。長いあいだ失われていたのは、かれらがつたえようとした教えの象徴的な部分である。かれらの遺した隠峨が字義どおりにしか解釈されず、基本となる霊的な意味が歪められ、あるいは失われてしまったのである。
14
波動医学は、エネルギーとしての物質というアインシュタインの原理と、「ダイナミックな平衡状態のなかの、複雑なエネルギー場の重層構造としての人間」という概念にもとづいている。物理的な正のエネルギー場は、負の時空間に属する高次元のエネルギー場と平衡関係にある。そうしたエーテル界、アストラル界、メンタル界、コーザル界、さらに高い周波数のエネルギー場は、その霊的な源からのエネルギー情報、エネルギー構造、さらに高次の知識を、転生するパーソナリティに提供している。それらの構造的な配置は、魂が物質界での経験をつうじて生長するための表現媒体を提供するためのものである。
15
波動医学のねらいは、パーソナリティとハイアーセルフ(高次の自己)とを有意義な方法で再結合させるところにある。波動医学的療法は、身体/精神/霊性のバランスをひとつの全体として回復させ、パーソナリティと魂とのエネルギー的結合の強化を助けるものである。すべての波動医学的療法が高次エネルギーのレベルに作用するわけではないが、波動医学のヒーラー/ドクターがめざす目標は、個々の患者におけるそれらの再結合と再配列を援助することにある。
16
新時代のテクノロジーが進歩するにつれて、いずれは本書でのべたような人間の多次元的構造を視覚化する画像システムが開発され、その結果、現代医学の世界にも波動医学がひろく受けいれられようになるだろう。